出張とは言え旅行と考え方は同じ、使う金額を事前に決めておくべきである。

勤め人

 勤め先の出張で長野県と山梨県へ出張する事となった、仕事であるからして男二人で業者を回るわけであるが、せっかく県外に行くのであるからという事でご当地グルメを食おうという気になってしまう。

 ここで注意が必要なのは、使う金額を決めておかないと際限なく使ってしまうという恐ろしい事態になるのである。

 旅行時に気分が大きくなって使いすぎる状態や、お土産にやたらとお金を使ってしまう状態と同じである。。

 普段315円の昼飯を食い、夜は一人で割引弁当をスーパーで食っている私ですらも、ムダな金額を使ってしまうのである、普通の人に至っては私の比ではないだろう。

 どのような誘惑があるのだろうか。

 

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昼飯にご当地グルメを食べたくなる病

 今回は車で数百キロを走破し現地に入る、となるとまずは昼飯は何を食べるか問題の発生である。

 私だけならばコンビニで食うか、牛丼屋で食うであろう、しかし、今回は2人での出張である、相手の意向もある程度考慮する必要がある。

 行きは相方に運転をお願いした為、私が食事を検索する事となる、言ってしまえば私プロデュースである、下手なところを紹介するわけにもいかない、という余計な心理が発生するのである。

 そして、発見したのが、ソースカツ丼の店である。

かつ丼屋 まつくぼ

 かつ丼屋まつくぼという店である、これぞ当店の味と書いてあるからして、特性ソースカツ丼を頼む事になるわけである。

 繰り返すが、私は普段315円のしょぼい弁当を昼食に食っている、そして、このカツ丼は1650円である、、、値段にして5倍以上である。

 20分程待ってやってきたのがこれである

特製ソースカツ丼

 ・・・でかい、メニューを見た時点で懸念はしていたが、かなりでかいのである。

 私は普段小食である、ヤバイ感じしかしない、しかし、とりあえず食べ始める。 

 味は甘めのソースである、そして、肉が分厚くかなりジューシーな感じである、まあ、要するに脂っこいのである。

 私の住んでいる地域のソースカツ丼とはソースの味とカツの厚みが違うので、やや面食らったのであるが、その印象は途中から絶望に変わる。

 量が多い為に途中から飽きてくるのである、そして、ジューシーと言えば聞こえがよいが、脂が多すぎて途中からただただ苦しくなるのである、最後の一切れを食べ残すという失態を演じてしまった。

 結局、一番何が美味しかったかというと、漬物と煮物であったというオチである。

 一番よい組み合わせは白ご飯と漬物と煮物と味噌汁、そしてカツを2切れ、といったところであろうか。

 まあカツ丼の話はどうでもよい、何が重要かというと、ちょっと遠出したからと言って、調子に乗って1650円も昼食に使ってしまうという暴挙を行ったことである。

 これが、旅行時にハマる罠である、普段の5倍以上の値段を費やした結果は、今から仕事だというのにやたらと苦しい腹と、2度と食いたくないな、、という寂しい思いである。

 

お土産との闘い

 今回は長野と山梨への出張である、夜は業者さんに飯をおごってもらうのでお金がかからないのが最高であるが、その時に重要な事に気付いてしまうのである。

 山梨といえば日本のワイン産地ではないか・・

 このことに気づいてしまったからには、山梨に行った時にはワインを買わなきゃいけないという病が発症してしまうのである。

 そして、もう一つテンションを激あげしてしまう状況が存在する、それが、、

富士山!!

 山梨と言えば富士山である、この雄大な山を見てテンションの上がらない日本人はいないであろう。

 私も漏れなくテンションが上がってしまった、そして、業者へ行く道中にとんでもない建物を見つけてしまった。

赤富士ワインセラー!!

 これは行くしかあるまい、ということでちょっと時間が押しているにもかかわらず寄ってしまった。

 となると当然購入するしかないという事でしっかりとワインを一本ご購入である。

 何が問題か、買えばいいではないか、と思うのだが、最近私はすっかり自宅でお酒を飲む事を辞めてしまっているのである。

 にもかかわらず、購入してしまうのである、その金額、2200円。。 普段食べている晩飯の割引弁当が平日5日分ほど食える金額を普段飲まないお酒に費やすという、なんとも間抜けな結果である。

 これも旅行気分のなせる業である、非日常という雰囲気にのまれて散財をかますのである。

 まあ、購入したワインはそれなりに美味しかったが・・・

 

極めつけは美味しくもない五平餅・・

 最後は高速道路のサービスエリアで食べた五平餅である。

 サービスエリアの食事コーナーでご当地っぽいそばを650円で食った後(この時点ですでに高い)、名物である五平餅というものを食べるに至ったのである。

 五平餅である、もちろん過去に食べた事はある、そして、あまり美味しいものではない事も知っている、それでも買ってしまうのである、なぜなら、すっかり旅行気分だからである。

 五平餅1個260円成、普段の冷静さがあれば、ブラックサンダーの方がなんぼか美味しいという判断を脳みそがしてくれるはずである。。

 

長野と山梨を舐めていた

 上記のように、ざっくりいうとムダな散財は4000円といったところである、まあ、金額としてはたしかに大した事はない。

 4000円でご当地グルメを満喫したのであればよいではないか、ともいえる。

 しかし、今回は仕事の出張である、男2人旅である、女の子と楽しんだわけではないのである。

 ご当地グルメを食ってもいいだろう、しかし、4000円は使いすぎである、普段の私の節約ぶりからすれば、せめて2000円に抑えるべきである。

 今回は何も覚悟をせずに挑んでしまった結果である、ようするに長野県と山梨県の魅力を小さく見積もっていたのである。

 事前の準備は大事である、出張にムダな消費は禁物であるというマインドセットを怠ってしまったのである。

 そして、天気予報は確認して行くべきである、長野県はめちゃくちゃ寒いのである。。。

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