最近お話をした人の車は軽自動車の新車であり、総額は200万円以上であったという。
最近の軽自動車は高いとは言うが、それにしても200万超えとはとんでもないお話である。
同型の車をGoo-netで調べたところ、総額35万円の中古車が見つかった、その差は約170万円である、もっと早く私と出会っていればよかったのにと思ったのだが、実はそういう問題ではないらしい。
人の匂いの付いた車は嫌だという
なぜ新車を買ったのかを彼に聞いてみると、人の匂いの付いた車は嫌だと言っていた。
彼は電子タバコを吸うために、正直彼の車の中は臭かった・・・人の匂い云々言う前にすでにあなたの車は臭いよ、とは言えなかったが、そんなものである。
私も30万円で16年落ちのNBロードスターを購入したことがある、たしかに車内は臭かった、しかし、その匂いは乗っている内に消えてしまった、恐らくは半年くらいであろうか。
匂いなどというのはそのうち消えるのである、新車の匂いがいつの間にか消えるのと同じである。
そのうち消える物の為に、100万円以上のムダな金を使うのか?答えは出ている。
そのような論法で攻めたところでムダなのはわかっているので細かい話はしなかったが、他にも新車を購入した理由がなんなのかを聞いてみた。
車を購入する為に貯金をした
中古車を購入すれば170万円くらいは得したね、と言ってみると、彼はまた違う意見を言い出した。
「車を購入する為に貯金をしたのだからお金が浮いてもしょうがない」
これを聞いた時はわけがわからなかったが、、いわゆる一貫性の法則が効いているのだろうか、自分の行動に正当性を持たせる為に様々な理由を付けているのだろう。
彼は普段は貯金をしていないらしい、そして当時は車を買う為に貯金をしたのだから、その貯金を使ってしまうのは同然のことだというのである。
貯金が浮いたところで他に使う事が無い、ということを言っているのである、、、別に使わずにそのまま貯金をしておけばいいとは思ったのだが、、なんとも不思議な発想である。
彼の思想としては、貯金をしたければもっと給料の良いところに転職するか、副業をすればよいと言っていた、節約するなどという発想はないようである。。
私とは完全に考え方が違うのである。
ボロ中古車を購入するという考え方がない
彼は以前は営業職でそれなりに稼いでいたそうだ、今は違う職種についている為、当時よりも給料は下がっている。
一度高給を得ていた経験がある為、また転職すればよいという思考なのである、ただ、彼は営業職で心を病んで辞めたらしいが。。
体調を悪くして辞めたにもかかわらず、また同じような職種で稼げると思っている時点で関心するが、足りなければ稼げばよい、という考え方は私にはない思考法なので関心はした。
ただ、その考え方ではボロ中古車を購入するという選択肢は出てこないであろう、ボロ中古車を購入するとは、明らかに節約方面の考え方であるから。
まずは、節約という方向に考え方をシフトする必要があるのであるが、その為には節約して浮いたお金を何に使うかという目的が無ければならない。
もしかするとボロ中古車を勧める前に、節約して何を目指すのかを先に提示する必要があるのかもしれない。
いろいろな人に話をすれど誰も実行しない
私は30万円のロードスターを購入したり、24万円のパジェロミニを購入したりと言った車遍歴を様々な人に話すのだが、誰も私のようにボロ中古車を購入するには至っていない。
そこには今回気づいたような、節約に対する意味を見出せない人などという、私の想像もつかない理由が存在しているのであろう。
やはり人を変える事などは不可能なのである、多少の影響を与える事はできたとしても、変わる決断をするのは本人であって、他人ではない。
私はこのような考え方でボロ中古車を選んでいる、という事、とある人はこのような考え方で新車を選んでいる、というような事例を紹介し、もし誰かが読んでくれたなら、どちらを選ぶかはその人しだいなのである。
ただ、私のオススメはボロ中古車である、170万円をムダに使う必要性はどこにもないと思う派である、皆さんはどう思うだろうか・・・
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