勤め先に新入社員が入ってきました、新入社員研修と呼ばれるイベントを少しだけ担当することになり、新入社員の方と関わったのですが、なんとも皆様優秀でございました。
私の勤め先は田舎の製造業、もはや思考停止した人たちがたくさんいて、何も考えずに同じ仕事を毎日毎日している人たちを多数見る事ができる職場でございます。
若者たちは、そんな現実も知らず、こんなことがやりたいです、と会社に入ってくるわけです。そして、今回入社した若者達は学生時代にしっかりと勉強をした人たちなのでありました。
そんな脳みそも柔軟で、勉強をしっかりしてきて知識も豊富な若者に、仕事にまったくやる気がなく、学生時代はさっぱり勉強をしなかった私が、なにやら研修という名目で、偉そうに講釈を垂れるわけでございます。
研修をしている途中で思いました。。
若者達を見て、自分にまったく能力が身についていないことに気づいたのです。
私が説明している事は会社の動きや仕組みであって、このことは新入社員は知らなくて当然、ただ、仕事で使うツールなどの説明をしたときには、学生時代に勉強していて知っている、という状況が見えてきました。
ということは、仕事のやり方さえ教えれば、私と変わらない仕事ができてしまう、ということですね。となると、、
会社としては私に年間500万も払うのであれば、素直でやる気のある若者に500万払った方がいいんじゃなかろうか?
と思えるほど、若者達はやる気と若さと素直さと、ある分野においては私よりも知識があり、IQも高い可能性を感じました。
若者にいろいろと話しをしていて思うのです、自分が完全に使えないオッサンになってしまっているのではないかと。。。
企業における使えないオッサンの定義とはなにか、
・偉そうな事ばかり言って動かない
・まともに仕事をしないのに給料が若者より高い
・ちょっと立場が上になったが為に自分でやらずに誰かにやらせる
この定義にしっかりと自分が乗っかってしまっている事にも気づいてしまいました。
初心を忘れ、仕事に慣れ、楽をすることを覚え、そして使えないオッサンになっていく、昔自分が嫌悪していた人間に近づいていく自分がいる。
そんなことを考えさせてくれる、新入社員研修でございました。
しかしまあ、初心を思い出すとしても、私が学生の時はまったく勉強をしておりませんでした、、ですから、就職もまともにはできませんでしたが、、思うのは、当時(18年前??)と今では、情報量が圧倒的に違うということですね。
私が学生の頃は、自分の周り、関わる人達(他にはテレビ)が世の中の全てでしたが、現代は望めば世界中の出来事を知る事ができる。
そんな現代に生きていて、新しい事に自然に触れている若者と、新しい事を取り入れる事に努力が必要なオッサン、この差はかなり大きい、当時の自分と同じ年齢であっても、取り入れてきた情報量がまったく違う為か、当時の自分よりも圧倒的に今の若者が優秀であると思う今日この頃でした。
最近の若者、、、私からすると皆さん、尊敬の対象であります。。
そんな尊敬の対象が、うちの勤め先で腐っていくのは非常に残念なことでありますので、ぜひ腐らないようなお手伝いをすることができればいいなと思っております。。
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