以下の記事を書いたのは1年半程前になる、今思うのは、後述するようなお姉さま方が作るからこそ、とても素晴らしい製品になり得る、という事実だ。
なぜ、素晴らしい製品になるのかというと、彼女達は、
・それしかできない
という事実によって、
・その仕事を自然と突き詰める
と言う行為を行い、
・それでいて真面目(という名の思考停止)
に陥っているからかもしれない。
ただ、その愚直な姿勢によって均質で安定的な、いわゆる品質の良いメイドインジャパン製品がつくられるのだ。
これを私が作ったらどうなるか、この作業はいらんやろ、こんな傷はどうでもええやろ、などといい加減な事を言いだす(という名の全体思考のはずと自分は信じている・・・)からまともな製品は上がってこない。
これが、お姉さま方が作るメイドインジャパンの真実なのだろう。
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どうも、昔はメイドインジャパン大好きだったです。
以前はメイドインジャパンの服しか買わないんだ~ってやってたんですが、、今はほぼほぼユニクロです。
ちなみに、このメイドインジャパンの服しか買わない縛り、結構難しいですよ。。。
さて、勤め先も生産工場ですから、いわゆるメイドインジャパンなわけです。。
そのメイドインジャパンを担っている人達ってどんな人達でしょうか?
とある日、製品外装の目視検査を教えていたのですが、、
私:「汚れは5mm2(5平方ミリメートル)以内がOKですよ」
おばちゃん:「はい、わかりました」
素直ですね~、うん、すばらしい!
ということで、3mm2程度の汚れがついているのが見つかって、聞いてみました。
私:「これはOKだと思いますか?」
おばちゃん:「はい、OKです(自信満々)」
私:「ん?きょう雑物測定図表で確認しなくても判定できるんですか?」
ちなみに、きょう雑物測定図表とは下記のような物で、各面積のいろいろな形が表示されているシートの事
おばちゃん:「はい、これは3mmくらいですので・・・」
って言うんです。汚れの大きさを平方ミリメートルではなくて、ミリメートルで表現しよるんです。
私:「え~っと、、長さは3mmくらいだけど、面積が5mm2に入ってるかどうかは、きょう雑物測定図表で確認しないとわからないですよね?」
おばちゃん:「(きょう雑物測定図表を見ながら)え?5mm2ってこの影の大きさの事をいうんですか??」
はい、この会話はなにを示しているかというと
ミリメートルと平方ミリメートルの単位が理解できていない人間が物作ったり、検査している。
という事実です。このおばちゃんにもう少し聞いてみると、面積って何?っていうレベルでした。。。ちなみに底辺×高さって知ってる?ってきいたら、知らんって言ってました・・・
こんなもんですね、、これが、メイドインジャパンの真実ってやつです。
わかりますよ、別にミリメートルと平方ミリメートル知らなくても物は作れるってことぐらい。
ただね、一生懸命、指図書(作業の手順が書いてある物)を書いても、日本語は読めないわ、単位は知らんわ、わからんくてもそのまま放置して勉強する気もないわ、って感じなんですよ。
日本の識字率は世界一とか言いますけどね、、実感としてはホンマかいな?って感じですよ。
今後は、外国人労働者も増えるでしょうから。今後は動画等で、サルが見てもわかるようにしなきゃいけないのと、機械にまかせる方法を真剣に考えなきゃいかんなと感じる一件でした。
ちなみに、このおばちゃんに教える役の人はもう教えるの投げてますからね、この人に何言っても理解できないから、しっかり教えないんですよ、時間めちゃくちゃ取られるわりに大した仕事ができないから。。
で、私が底辺×高さの小学生の算数を教えるハメに、、、おもろいもんです。
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