この世のちょっとした家電製品の信頼性試験は3個のはず

勤め人

どうも、私は転職してるわけですが、前の職場もその前の職場も、家電製品において、信頼性試験ってのをするわけです。

信頼性試験とは、例えば、○○℃の乾燥機に○○時間入れても問題ありませんでした、みたいな試験です。

これを高温に入れたり、低温に入れたり、落としてみたりするわけです。

 

その信頼性試験で、試験を行う数量なんですが、、どこの会社も

 

各試験3個

 

なんですよね、、この根拠ってなんなのかをGoogle先生に聞いてみたんですけど、、いまいち要領を得ない。まあ1個よりも2個、2個よりも3個の方が信頼度が上がるってのは想像できますが、、これって統計のお話なので、真面目に統計の事を調べると、3個っていうのはどっからでてきたのか。。。謎なんですよね。

 

ただ、どこの会社も3個なんですよ。。

これは多分、経験則ってやつじゃなかろうかと・・・

普通に作れていれば、間違いなく3個であろうが10個であろうと問題無いんですよ、問題なく作られた物であれば3個も10個も信頼性をする数量は関係ないんです。

 

で、普通に作れてないってのは10個だろうが、3個だろうが、イレギュラーな作り方すれば全滅になりますので。製品の問題ではなくて、作り方の問題なわけです。

ということで、現実的な数量として3個、というのが導き出されたのではなかろうかと。。

 

この3個っていうのは、ほんとにいろんなところで見る事ができます。

現在は中国のメーカーに設計・製造を丸投げする事も多々ありますが、その中国メーカーも信頼性試験は3個。。

なので、世の中に存在する、大体のちょっとした家電製品の信頼性試験は3個、と思われます。

恐らく、昔々に、どこかの大企業が、信頼性水準は○○で、故障率は○○として信頼性のサンプル数は○○にしよう!

と決めた事が広まってるはずなんですが。。

が、その科学的な根拠はなかなか出てこない、というのが実態かもしれません。

追記:もうちょっと調べると2個だと標準偏差が出てこない、という情報がある、3個とはいえ、標準偏差が出せる個数で試験を行う。という意味で3個なのかもしれない。。

 

 

科学的根拠はなんですか?ってよく聞かれるんですが、その時に答える一番簡単な方法は、

・JISに基づいています

っていうのが、一番簡単なんです。

JISはISOを元に作られてます。ISOは国際標準規格ですので、学者が考えた標準規格なので、科学的根拠になり得るのです。

 

その頼みのJISも信頼性試験の数量は3個、とは書いて無いんです。

 

困りましたね、この3個ってのを突っ込まれるといつも困るんですけど、、信頼性試験ってのは普通に作った物は問題ないでしょって事を確認してるってことにして、実際に物がしっかり作れているかどうかについてはまた別途。。。

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