日本に生まれたというだけでなんと幸せか、皆気づいているのか。

独り言
満員荷台

 カンボジアの電子部品工場に出張である、プノンペン空港周辺は確かに栄えており、車がバンバン走っている。

 しかし、20分も車で走ると、風景は一変する。

 交互通行の2車線分は舗装されているが、外側は茶色い土煙の舞う砂利道、舗装道路もところどころボロボロでガタガタな道。

 道路わきにはゴミが溢れ、雑多な光景が広がる。

 巨大なトラックがのろのろ走る横を追い越していく車と2人乗り、3人乗り、しまいには4人乗りの原チャリが行きかう。

 こんな風景を眺めながら思う、なんと日本の恵まれていることか。

 

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満員電車ならぬ、満員荷台

 車の中から撮ったのでわかりにくいが、下の写真が何かわかるだろうか。

トラックの荷台に満載の人達

 トラックの荷台に乗る人達である。

 どこへ運ばれているのか、この写真は夕方であるから、勤め先から家へ向かう途中の光景である。

 曇っているのはフロントガラスが曇っているのではない、土埃が舞っている為に曇っているのである。

 荷台の人達は立った状態で詰め込まれ、土埃を浴びながら、マスクをしながらガタガタ道を揺られて、まさに運ばれていくのである。

 しかも、このトラックの荷台には屋根が無い。。

 この後スコールが降った為、彼らは豪雨にさらされるというおまけ付きなのである。

 小さい頃に軽トラの荷台に乗せてもらって家に帰った事はあるが、毎日トラックに満載に詰め込まれ、土埃を浴びながら、時には豪雨にさらされるなどというプレイを日本で体験する事は現代では不可能である。

 そのような日常がカンボジアでは繰り広げられているのである。

 毎日快適な車で駅まで送り迎えされている学生よ、、、自分でチャリンコこいで駅前くらい行けよ・・・ということである。

 なんと日本人とは贅沢なのであろうか。

 

土埃を浴びながら飯が食えるか

 道路わきでは雑多な商店が立ち並ぶ

プノンペン郊外の雑多な商店

 赤い椅子と机で食事をする人達が見えるであろうか、原チャリやトラック、自動車が行きかう真横で飯をのんきに食べているのである。

 ただ、彼らは楽しそうである、子供たちは笑顔で、男たちはぼっさりと座っている、ゆっくりとした時間が流れている。

 ただ、そこには騒音と土埃とスコールという環境が付きまとっているのである。

 注文を取りにこないだの、注文した商品がこないだの、エアコンが効いていないだの、店員の対応が悪いだの、そのような事は些細な事である。

 土埃と騒音、スコールを浴びながら食べることに比べればなんと贅沢な事か。

 日本人は快適さに慣れすぎてしまったのである。

 

ボロボロの家に住めるか

 藁ぶき屋根、台風直撃したら絶対倒壊するトタンの家、そんな家がカンボジア郊外ではデフォルトである。

 そこに笑顔で帰っていく人達、なんと幸せそうな顔であろうか。

 新築の部屋がいい、2階以上でないと嫌だ、オートロックが無いとダメ、、なんと贅沢な悩みであろうか。

 日本の築40年の家よりもカンボジア郊外に住んでいる人達の家の方が明らかにボロい。。

 日本の田舎に行けば、自治体によってはタダで家を貸してくれる。

 なんと日本とは恵まれた環境であろうか。

 

彼らが現状から脱するのと我々の望みはどちらが困難か

 プノンペン郊外の雑多な風景を見ながら思う。

 彼らがこの環境を脱し、日本のような生活を行うにはどれほどの意思と行動が必要なのだろうかと。

 それに比べれば、日本人の望みなどは些細な事ではないのか。

 あれが欲しいこれが欲しいという煩悩は言うに及ばず、何か困難な事を達成したいという思いですら、彼らが我々のような生活を手に入れるハードルに比べれば大したことではないのではないかと。

 そして、日本人が患う悩みや不安など、彼らの境遇に比べればまったく大したことはないのではないかという事を。

 

日本に生まれた時点で圧倒的な幸福を手にしている

 日本に生まれるということは何を意味するのか。

 飢餓という恐怖からは解放されており、住まいも快適、衣服も困る事はない。

 常に清潔な環境で、いつでも飲める水が手に入り、タダで教育を受ける機会に恵まれ、自分の意志次第で環境を変える事ができる。

 生まれてきただけでも幸せなのに、日本に生まれたというだけでかなりのアドバンテージを得ているのである。

 それなのに、様々な事に不平不満を漏らし、他者を攻撃する、なんと不毛な事だろうか、日本に生まれただけですでに圧倒的な幸福を手にしているのにも関わらず。。

 

 我々日本人はすでに幸福を手にしている、今度は誰かに分け与える番なのでしょう、他者に感謝し、優しい世の中を作っていきたいものです。

独り言
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アラフォーミニマリストの独り言

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