VRゴーグルの蓋が壊れたので、何が問題かを考えてみた2

勤め人

しょぼいVRゴーグル買ったら速攻で壊れた話をしましたが。

VRゴーグルの蓋が壊れたので、なにが問題かを考えてみた
どうも、ちょっとした家電製品の信頼性試験の数量は3個なわけですが、実際に問題になるのは、どういう時なのかを考えてみましょう。以前、こんな物を買ってみました。いわゆるVRゴーグルですね、、何のために買ったかというと、DMM.comで、、、とい

 

矢印部分の接着剤で付いている磁石が外れた。ので、蓋を閉める事ができなくなった。。。

 

前回は設計の観点で考えてみたので、今回は製造上の観点で考えてみましょう。

 

製造上の観点

設計上では、この接着剤をこの量で磁石を接着すれば問題ありませんよ、という結論の元、設計が完了しています。

 

では、製造上のリスクと言えば、、

接着量のばらつき

ですね。

 

設備投資を減らす為に、この接着剤は恐らく自然乾燥タイプの接着剤でしょうから、接着強度に影響するのは、接着剤の量、が一番効くと思われます。

 

となると、決められた塗布量からどのくらい製造上でばらつきがあるのかを踏まえて、接着量を決めているはずです。

 

例えば、1.0mgの接着剤量で接着すると決められていたとしても、実際の製造上ではある程度ばらつきますので、製造上の規格を1.0mg±0.5mgの範囲で接着します。

と決めたとしたら、1.0mg±0.5mg(0.5~1.5mg)の範囲内で接着されたものが、設計上の○○kg以上の接着強度がある。ということを確認する作業を行います。

この時に問題になるのが、接着剤で取り付けられている物の強度を検査するということは、破壊試験になってしまうので、全数検査ができない。ということです。

じゃどうやって問題ない強度の物ができてますよ、と言うかというと、上記の製造上の規格内で作った物であれば、問題ないですよ~ということを証明する作業になります。

 

設計上の強度が1.0kg以上だったとしたら、

0.5mgで接着した場合:接着強度は1.2kg

1.0mgで接着した場合:接着強度は1.5kg

1.5mgで接着した場合:接着強度は1.6kg

という結果が出たとしたら、製造上の規格1.0mg±0.5mgの範囲で接着できていれば、設計上の規格を満足して問題ないね。という結果になります。

(ちなみに、数量はお得意の各条件3個ですね

 

ということで、しっかりと管理された製造工程で作られた物であれば、簡単には壊れないわけです。

 

 

じゃ、なんで私が買ったVRゴーグルは壊れたのか??

 

①製造上の条件を逸脱して製造された、上記でいくと接着量が少ない状態であった

②そもそも設計の強度が足りなかった、設計での計算や信頼性試験の不足

という要因が考えられます。

ま、私が買ったのは1500円くらいの安い物ですから、、多分①②両方の要因だろうと思います。

多分接着剤は定量塗布していないだろうし(チューブから適当に塗る方式)、設計も過去の物を流用してたいして確認してない。

な~んてことは、ローカルの中国製の安物にはつきものですので、安物に目くじら立てて怒っちゃだめですよ。ということですね。

勤め人
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